ジージでは七年ぶり。
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きょうはテレビや舞台でご活躍の相島一之さんのライブへ。宇田川町。
きょうの相島さんのMCのなかで登場した「テラプレーン」は、ここからすぐの道玄坂の地下にあったお店。昨日ときょう、ブルーノートで絶賛演奏中のあの上原ひろみさんもヤマハにわざわざピアノを運び込ませてライブをしたことがあるという隠れた名店。相島さんもそこでなんどかライブをやってくれていた時期があったのだが、お店はコロナであっけなく。
テラプレーンでの彼らのライブでは、知らなかった彼らの楽曲を知ることができたし、相島さんの人柄や音楽への姿勢なども垣間見れたり、芝居業界のちょっとした話題や事情などもオマケでついきたりして、振り返ってみるとずいぶんたのしい時間だったなと。リハーサルのような内輪なパーティのような、なんどもやっているわりには最後までライブの態を成し得なかったけれど、そのテラプレーンでの練習があったからこそのきょうのライブ、ということだと思う。だから、たのしめないわけがない。
相島さんの本業は役者さん。音楽活動は副業の位置づけらしく、ライブは舞台やテレビのスケジュールの合間を縫って行われる。したがって、きょうのようなちゃんとライブの態を成したライブはとても貴重なライブ、ということになる。彼らにとっても、ファンにとっても。副業だからといってけっして中途半端じゃない。むしろコインのウラとオモテのような関係。オモテの芝居をひっくり返すと、ウラにはしっかりと音楽がある、そんなライブ。芝居も好き。音楽も好き。声を出すのが好き。歌うことが好き。ハープを吹くのも好き。仲間といっしょに音を出し合うのが好き。そしてなにより、ブルースが好き。いいライブだ。
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年越しの予定が決まらない。