加藤サトシさんはユニスタイルのライブ以来、およそ十五年ぶり。大きくなっちゃって。
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今日は由薫さんの生涯二度目のツアーの初日へ。ネタばれなし。太融寺町。
前回のツアー以降に新たに発表された楽曲はほんの数曲だけ。だから大きく代わり映えすることはないだろうという素人たちの思い込みを、彼女と彼女のスタッフたちは、いとも簡単に覆すことに成功していた。この夏、フェス出演やらコラボ制作やらメディア取材やら果ては海外レコーディングやらと、多くの経験を積むことでインプットしてきたものを、ここぞとばかりに惜しみなく放出したようなライブ。今回の彼女は無敵だ。
今日はドラムスの活躍ぶりに始終耳を奪われることに。思わず仰け反ってしまう聴きごたえのある楽曲は三曲。曲の後半のあのゾクゾク感を十倍にして響かせる楽曲が二曲。あの音があったからこそと後になって気づくドラミング。ベースの奥野さんが思わず笑顔で反応してしまうアドリブ。いいなあ、加藤さん。
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前回のツアーのアンコールで未完成にもかかわらず披露してくれた楽曲が「Ｃｒｙｓｔａｌｓ」としてもうすぐリリースされる。あの時点で本当に未完成だったのか、という野暮な詮索は抜きにして、いち早く新曲を披露する場として、テレビでもなくラジオでもなく、ライブを選ぶという心意気には好感しかない。