今日は久々のダブルヘッダ。
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イッパツ目はランチ・タイムの三組対バン。由薫さん、立花さん、天野さんの順。代々木１丁目。
由薫さんは、民放ドラマのテーマ・ソングにタイアップされたおかげで現在絶賛プチ・ブレーク中だ。彼女にとって今は、持ち上げられるだけ持ち上げてもらえる絶好のタイミング。二十代前半の社会人ビギナーが挑む初めてのビッグ・ウェーブ。初のワンマンもツアーで開催することが発表されて、こっちが不安になるほどにスタッフも強気だ。この波にうまくライドオンできるか、浮足立ってワイプアウトするか、はたまた立派にブレークスルーとなるか、デビュー前からずっと彼女をウオッチしてきたファンなら、いまがもっともおもしろいはずだ。ツアーまでにはせめてもう一曲、できれば初の一枚がほしいところ。
立花さんと天野さんは、そんなオトナ社会の洗礼を一度は経験したことのある中堅どころのミュージシャン。辞めずに続けてきたことで得られた財産は、けっして多くはなさそうだけれど、それらを活かしたステージをファンに惜しみなく見せつけることができる立派な社会人だ。メジャーに身を置けばだれかが波を起こしてくれるけれど、フリーランスやインディは自ら起こすしかないわけで、そのメソッドとスタイルを会得して実践してきた彼らのライブが、楽しくないわけがない。いい対バン。昼に観るにはもったいない。
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思いがけず楽しめたあとは、この時期恒例のあの方のライブへ。