ジョイス! 邦さん! 朝ちゃん!
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今日は土岐さんと冨田さんのツーマンへ。三田1丁目。
今年の恵比寿の土岐さんは、腕利きのすんごいメンバーを引き連れて歌ってくれた。スローでメロウでミディアムテンポな楽曲ばかりがセットされていたけれど、朝倉さんがいてくれたおかげで、当たるべきところに当たり、締まるべきところで締まり、決まるべきところでしっかりと決まる。それでいてリスナーが抱く楽曲へのイメージをいっさい壊すことなく、目立たず、はみ出さず、ひっとりと、それをやってのける。さすがだ。土岐さんのときの邦和さんはずっとひかえ目で緊張感のあるアンブシュアなのだが、ところにより図体よりもでかいパンチを降らせてくる。それらが朝倉さんのキメと調和したとき、土岐さんが気持ちよさそうに笑う。なんて素敵なバンドなんだあ。今日だけなのはもったいない。
冨田さんは、下手の端っこにこっそり主役がいる、という絵面で思い出した。MCでおっしゃていたライブ、おそらく行ってるなあ。掴みどころのない、あるいは掴んだはずなのにヌルっと離れていくような、真蛸のようなライブ。たとえ取り逃がしても、まだそこにいるから気を取り直すことも、安心して次を狙うこともできるのだが、終わってみるとやっぱりなんだかよくわからないライブ。次はゴム手袋を持参しよう。土岐さんとのコラボのコーナーは土岐さんのファンへのサービス。ありがたい。
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十二月もいよいよ後半。明後日は最後のチャンス。