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宮本笑里 リサイタルツアー2021 – 東京公演

LUCID NOTE SHIBUYA

年越しのすべり止め予約を正午に終えて、のんびりと勝どきへ。

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今日は宮本笑里さんの年に一度のクラシック・リサイタルへ。遅めのランチライブ。晴海1丁目。

宮本さんの演奏でヒヤヒヤしたり、ハラハラしたり、呆気にとられたり、飽きて欠伸をしたりすることは、もうない。彼女よりも年下のミュージシャンも増えてきて、もはや年齢的にも中堅どころ。演奏する姿は相変わらずおぞましいほどに華奢だけれど、聴こえてくる音はしなやかで、頼もしく、力強い。

休憩をはさんで後半の一曲目はマスカーニの再演。ちょっとうれしい(ピアノじゃなくてバヨリンから入るアレンジだったらもっとうれしい)。その後のラヴェルから佳境のフランクまで、目の前の譜面だけに集中し、音符と対話するように弾き倒していくスタイルはクラシックならではのライブ感だったけれど、作った笑顔を見せられるよりはずっといい。アンコールのラストソングはファンには馴染みの楽曲。解けた緊張、遊びごころ、達成感。彼女の目線もやっと、譜面から客席に。いい顔してた。

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超難関の第一希望の予約は年越しの直前。残席があるかどうかもわからない大人気のチケット。心臓に悪い。