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TMC week 2021 ~TOKYO MUSIC CRUISE Spin-Off~ Day4

LUCID NOTE SHIBUYA

お盆のさなか。雨の東京タワー。

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土岐さん曰く、ピンヒールで移動できるフェス、のスピンオフ。TMCの四日目へ。芝公園4丁目。

OAはAATAさん。初聴。開演前の15分間のアクトは全四曲。一曲目のギタレレはマイクから離れすぎていたせいかいまひとつ。あと一歩踏み込んでくれれば。二曲目のアコギは絶好調。そんなアコースティックな二曲でしなやかなヴォーカル力を見せつけられた直後、サンプラーとラップでゴリゴリに押さえこまれてタジタジに。まだ自分のことを知らないひとたちに向けて、たった四曲でもいまの自分のぜんぶを出しきろうという意気込みは、強烈なカウンター・パンチ。来月初旬にはODDでワンマン。これはひと筋縄ではいかなそう。

ひと組目はTENDREさん。初聴。ドラムス、ベース、サックス、鍵盤、ヴォーカル、ギター、コーラスにeillさんという飛び道具いっぱいのバンドライブ。もの静かにかしこまって座ったままでいるのがバカバカしくなるアクト。全曲にわたって最後はテンポをスローに変えて拍手をうながすというライブならではのニクいアレンジ。あえて言うならヴォーカルのパワーがもっとほしいところ。

ふた組めは土岐さん。このイベントのタイトルはTMCのスピンオフ、今日の土岐さんはツアーのスピンオフ。ツアーはタカシさんのギターとのデュオでカバーを中心にセットされているけれど、今日はオリジナルを中心に。タカシさんの「エレキでやりましょうか」はベストなサポート。いいコンビ。ツアーでは聴けない楽曲も聴けて充分まんぞく。土岐さんとは月末にまた。

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明日の昼も芝公園。夜は文化村。お盆バンザイ。雨がザンネン。