今年の上半期の到着地。
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今日は三組の対バン。ありそうでなかったやつ。ｄｕｏのナイス・ブッキング。道玄坂２丁目。
ひと組目は原田郁子さん。サクライさんの前説によると今日のタイテはすこぶるタイトなはずなのに、ライブはそんな事情などまったく気にしない原田さんののんびりとしたギター・チューニングからスタート。まさにプロ。ギターのチューニングだけでこっちの耳をしっかりとつかんでくる。まいったな。この手のライブの間というか、音と音のあいだの不思議な時空間を、配信映像はどんなふうに映すのだろう。
ふた組目は田渕ひさ子さん。初聴。アコギ弾き語り。話し声とうた声のギャップにドキドキする。そんな声でうたう歌がなぜかやたらと悲しげなのにもドキドキする。これは恋だな、きっと。話し声にはまったく反応しないから、恋の相手はうた声だ。終演後に久しぶりに物販に並ぶ。
さん組目は小谷美紗子さん。ピアノ弾き語り。最後のＭＣと楽曲で同業者から高く受け入れられている理由がうっすらと見え隠れ。ヒットチャートに名を連ねるミュージシャンたちが自分の代弁者として利用するのにはもってこいのさじ加減。どの業界にもこういうひとは必要なのだ。
最後は三人ぜんいんでセッション。エレキがやばい。沼にはまりそう。
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ｄｕｏが元気なうちは、道玄坂は無事だ。