出たとたんに旧山手通りは土砂降りの雨。み・や・ざ・きぃぃぃ。
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完徹した日の夜にはつらい五組の対バン長丁場。眠くなったら負け。テンポよく箇条書き。鉢山町。
ひと組目はＮｏｅさん。初聴。サポートはグランド。一声目で丸まっていた背筋がしゃんと伸びる。ふくよかに広がるうた声。これはちゃんと聴かないと。耳が慣れ始めたところで終了。しくじった。
ふた組目は門脇更紗さん。ギター弾き語り。九か月ぶりのうた声。新曲を聴けなかったのは、作るのをサボっていたか、作ってはいるが歌う権利を持たされていないかのどちらかだ。不意打ちの全編新曲のアルバムリリース同時リリパ開催の発表で既存のファンを喜ばせるとか、待望のメジャーデビューの発表で既存のファンを遠ざけるとか、知らないだれかの企みが知らないどこかで進行中のようだ。
さん組目はＭＩＯＳＩＣのおふたり。初聴。今日の掘り出しもの。カバー曲はおふざけだったが、オリジナル曲でのおふたりのハーモニーで眠気がいっきに吹っ飛んだ。なんだこの心地の良いアンサンブルは。ゲゲゲのテンポが脳内リフレイン。フルアルバムを即ゲット。
よん組目は宮﨑薫さん。来日中のカズミ・シモカワさんがギターとグランドでサポート。あの曲をピアノアレンジで聴けたのは今日の収穫。12月14日にワンマン決定。場所が渋谷なら最優先で。渋谷なら、渋谷なら。
トリはＦＵＫＩさん。二度目。サポートはオケ、そのオケをキーボードがサポートという体。歌唱中もＭＣ中もずっと潮騒のＳＥ。ところが楽曲もアレンジもサーフミュージックじゃないという不思議。「と」を「っぇ」と発声するのはクセなのか意図があるのか。この歌いかたが許されるのは桑田だけ、と言ったアッコさんはやっぱり正しい。
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今日の門脇さん、よかったなあ。私、かなりストレスたまってます、というステージング。今日の彼女はロックだった。