LUCID NOTE LUCID NOTE | Music show reports and Play stage reports

Laguna 11th anniversary special Maybe Baby!!!

LUCID NOTE SHIBUYA

初めてのラグーナへ。

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今日は小玉しのぶさんと宮﨑薫さんのツーマン。北沢2丁目。

宮﨑さんが先日のワンマン本編最後に歌ってくれたザ・ライトを聴くのが今日の目的。澤近さんのギターでアコースティックに聴くのもよいが、弦やリード、コーラスも絡めて徐々に圧を高めていくような壮大なアレンジでも聴いてみたい。あの中盤のリフレインをクリスマスシーズンにゴスペル風に聴くのもいい。こんな音感素人でも音のイメージが膨らむくらいの良曲。なんでも年内にもう一度バンドアレンジで聴くチャンスがあるとかないとか。音源も早くほしいところ。

小玉さんは今日の首謀者。大好きな矢野まきさんのライブに行ったら宮﨑さんが歌っていて・・・という流れで今日のブッキングにつながったらしい。訊けば矢野さんのあのライブにもこのライブにも足を運んでいるらしく、だったらなぜそれを自分のステージに活かさないのか、というのが今日の印象。どの曲も全身全霊だが、どの曲もサビは同じトーン、同じパワー、同じ全身全霊。折れ線グラフにすると百パーセントの位置でずっと直線が続くステージ。そうなると一曲目こそ付き合えるが、二曲目、三曲目と徐々に聴くのに疲れてきて、どれだけ盛り上げ上手なやさしいリスナーたちでさえも自ずとテンションも歓声も手拍子も下り坂。肩の力の抜きかたは難しいけれど、それを覚えないといつかはリスナーと共倒れる。この狭いフロアで六十分、入魂するならお気に入りの一曲だけで充分。いいんだよそれ以外は人生テキトーで。

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ラグーナは、階下のデイジーからキックの振動が一定の間隔で突き上げてくる。リミット四十名弱の小規模なフロア。入場整理、チケットもぎり、ドリンクサーブ、ステージセッティング、音響、照明。これらをスタッフ二名でこなす。この体で十一年も続いているとは。さすが下北沢だ。