間違いのない友人に誘われ、間違いのないライブを楽しむ。
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コリーヌ・ベイリー・レイの東京公演へ。赤坂９丁目。
決断できずにいたなかで彼に背中を押されて即決。ライブ会場内だけの友人だが、だからこそ同じものを見ていたことを知ったときにはすでに、今日の結果は決まっていた。
たったこれだけの音数で、聴くものの想像の幅を無限に広げてくれる彼女のライブでは、英語なんてわからないという無粋な言い訳など、まるで通用しない。母国語の外にある音楽を聴くことは、音楽そのものを、ただそれだけを、無垢に楽しむことができることを知る。こんなライブを体験してしまうと、次に行くライブが非常に辛くなる。