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大城蘭 Live

LUCID NOTE SHIBUYA

あらゆる条件を全てクリアにできない限り、行こう!なんてまず思わない場所。舞浜。

大城蘭さんのライヴは二度目。イクスピアリは初めて。とってもナチュラルに、真っ直ぐ相手の目を見る。これって気持ちに邪念があると容易なことじゃないけれど、大城さんは横目で人を見ることはせず、ぐっと引き込むようにまっすぐこちらを見つめてくる。相当近い位置にいたので何度も目が合い、その都度、完敗。美人には、相当弱い。歌声もナチュラルで、余計な力がないぶん、いつのまにか深く引き込まれてる。

ライヴはオリジナルをメインにジャズのスタンダードを散りばめるように交互に。”Night and Day”ってそれほど好きな曲じゃなかったけれど、今日のでちょっとイメージが変わった。すこぶる鳥肌。オリジナルならやっぱり、今日2曲目の”Sails”。ポップにアレンジされた”Love is Here To Stay”にもおどろき。

前回聴いたときはアコースティックなサウンドだったけれど、今回はブルースハープの変わりにヤマカミヒトミさんのフルート & サキソフォン。ギターの平岡雄一郎さん、ウッドベースの山村隆一さん、ドラムスの平井景さんのお三方は軽快な音と楽しそうな笑顔が印象的。ジャンルはジャズってことらしいけれど、硬派な部分は一切なく、寧ろ柔らかくてまーるい感じ。そして、宮野寛子さんの限りなく優しいピアノの音には、大城さんもニンマリされてた。

お客さんはそれほどたくさんじゃなかったけれど、終演後には、ステージ裏からメンバーみなさんの歓声が聞こえた。ヨカッタヨカッタ。あらゆる条件を全てクリア。遠かったけど、行って正解。こちらもヨカッタヨカッタ。