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笹川美和 “Thanks To Be Here”

LUCID NOTE SHIBUYA

5,500円。これには新潟からの交通費と品川プリンスの宿泊費も含まれてんだろうなぁ・・・

一週間ぶりに品川へ。今日は笹川美和さんのワンマン、2Daysの初日。ここ渋谷界隈のライヴ・ハウスでもご活躍中の笹川さんは、メジャーからインディーズに引っ越されたパターンの歌い手さんのひとり。現在は新潟にご在住だそうで、ご当地の訛りもしっかり。今日はピアノとパイプ・オルガンがサポート。なんでそんな難しい曲を最初にセットされたのか、初っ端の第一声が震えてたのが可愛らしい。発音にはずいぶん癖のある方で、確実に聴きとるには歌詞カードが必要なんだけれど、お声は、特にファルセットは、キレイにチャペルに響いてた。

選曲もアレンジも会場に合わせて練られたようで、途中で1曲だけアン・プラグドで歌われた以外は、最初から最後までトーンはほぼ同じ。あからさまな盛り上げがないぶん、本来なら淡々と進んで終わるライヴなんだろうけれど、ところどころに挟まれたMCが微笑ましく・・・このキャラにぞっこん、ってファンもいるんでしょうね。

ミス・タッチと思わせるくらいのピアノのコード・アレンジが印象的だったけれど、もう少し工夫というか、構成の面白さがあると、もっと良かったかな。独自のスタイルにこだわるのは大切だけれど、コンサバにはならないようにしないといかんな、と思った木曜の夜でした。