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劇団ふぉるむ 2008夏公演「銀色の狂奏曲」

LUCID NOTE SHIBUYA

京都→枚方→梅田→西宮→三宮。旅は移動。

今回会わなければ、またいつ会えるかわからないという焦りもあり、京都から神戸までを、一日かけて移動しつつ、ここ数年まったく会えていなかった旧い友人らと次々に会う。忙しいさなか、こちらが指定する場所までわざわざ足を運んでくれた友人らに、毎度ながらにひたすら感謝。

そんな中、西宮を拠点にして活動している「劇団ふぉるむ」の芝居を観に行く。

名の知れた俳優さんは居ないし、つっこみどころ満載の芝居をすることもあるけれど、好きで集まってひたすら演技を続けるプレイヤーたちの姿を観ていると、ほのかに懐かしい青い春の匂いを感じることができるプライベート集団。彼らが放つこの匂いが好きだ。

中井智香子さん。技量や技術も一流ではないのだろうけれど、なぜだか惹かれる俳優さん。回を重ねるごとに上手くなってく彼女の芝居を確認するというのも、この劇団を観る楽しみのひとつにするくらいに、妙に惹かれます。

地方の小さな劇団で、陽の目を見るのは簡単じゃないのだろうけれど、このまま芝居への意欲を失わず、活動を続けてってほしいな。

ちなみに今回の公演の演出は「くずわまさひろ」さん。毎回、手書きの案内文を添えて、公演のフライヤーを渋谷まで届けてくれる、大切な旧友。芝居の後、会場のそばで一杯やりながら、久しぶりにいろんな話をつらつらと。明日も公演があるにもかかわらず、長く付き合っていただいた。「持つべきものは」とはよく言うけれど、ホントに感謝感謝です。

明日は渋谷に帰ります。暑かったけれどいい旅、でした。