なんとなくやっと通常モードの世の中は本年初の給料日。
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駄菓子貸し、並べられた客イスの数は非常モード。鉢山町。
丸本さんは初聴。しっかりとした漆黒の吸い込まれそうな目がとても綺麗な人。からりと晴れた日の乾いた陽射しのような歌声は、いまの季節よりもハイな真夏の木陰が似合いそう。音程の幅はけっして広くないけれど、複雑なメロディよりもシンプルで短かめの曲を心根とその目ヂカラとともに淡々と歌えばその良さがいっそう特徴づけられる、そんな声。確かに一度聴くと忘れられない声だね、しばらくは。
宮﨑さんは今日のようなツーマンのイベントでは初?のトリ。こうして徐々に演者としての拍がついていくさまを客として受け止めるという体験は、したいと思ってもなかなかできるものではない。固定されたメンバーのサポートも、どうしてこんな若いメンツばかり集めたのか不安だった一年前とは比べものにならないほどに、いつの間にか安定した音を出しはじめていて、いまさら追いかけるのを止めるのは、どうやら止めたほうがよさそうだ。次回は来月、再びツーマン。
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丸本さんの「夜を泳ぐ」が耳に残る夜。