LUCID NOTE LUCID NOTE | Music show reports and Play stage reports

2015 沢田研二 正月LIVE「昭和90年のVOICE∞」(東京公演・初日)

LUCID NOTE SHIBUYA

渋谷にかつてのギャルどもが大集合。すさまじいパワーだ。

//

沢田さんのライブツアーの初日に行ってきた。宇田川町。

MCをほとんど挟まず、およそ20曲、歌い倒しの約2時間。一曲ずつ、左に向いてお辞儀、右に向いてお辞儀、真ん中に向き直してお辞儀。最後のお辞儀で沢田さんが顔を上げる瞬間が、次曲の演奏開始の合図になって、GRACEさんが叩き始める。この繰り返し。飛び道具なし。

歌声と話し声が異なって聴こえるシンガーは多いけれど、沢田さんもそのひとり。あの艶っぽい歌声はどこから出てくるんだろうね。レンジはそれほど広くなさそうだけれど、聴かせる声。無二だね。

バンドのアレンジは今では使い古されものばかりだったけれど、あのヴォーカルをしっかり聴かせるには、あれ以上のものは要らないってことなんだろうなぁ。サウンドよりもメロディ重視。ポップスやロックじゃなくてこれぞ歌謡曲。知ってる曲は最初とケツ2の2曲だけだったけれど、あの歌声が聴けただけでも充分満足。ジュリー、さすがです。

//

しっかし、オバちゃんとおバアちゃんの間くらいの方々の熱量はすごいね。2曲目からオーラスまでオールスタンディングとは。たじたじです。