LUCID NOTE LUCID NOTE | what Shibuya living in SHIBUYA have seen and felt

酒井俊(vo) / 桜井芳樹(g&banjo)

LUCID NOTE SHIBUYA

暗く冷たい空の下で、小さな焚火を大勢で囲んでいました。16年前のちょうど今ごろ。

ここに通い続けていれば、いつかは必ず出くわすだろうと思っていた酒井俊さんのライヴへ。渋谷3丁目。

今月既に3度目のdress。きっかけは今年最初のdressのライヴのときに流れていたBGM。きっとうっとりした顔で聴いてたのだと思うけれど、それに乗じた森谷さんの、お得いの誘い文句で即決リザーブ。

日本の昭和。高度に経済が成長していた時代を、底辺で支えていた人たち。米国の60~70年代。生産と消費を大量に繰り返す人たちをよそに、愛と平和を歌った人たち。説教くさくもなく、堅苦しくもなく、それでいて力強く重たく歌う酒井さんの声と、桜井さんのバンジョー、エレキ・ギターの単音は、dress独特のあの空気感と雰囲気を、絶妙に増幅していた。あれだけで、あの空間を作り出すなんて、人間の業を超えるまさに魔法だわ。

最後の唄は、リアル過ぎた。現場に居たからこそ書ける歌詞。それが解るってことは、こっちもその現場にいたわけで・・・まあ、なんていうか・・・泣けた。