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LUCID NOTE SHIBUYA

おぉ!クアトロのステージに!(涙)

昨日に続いて、今日も対バンのイベントを最初から最後まで。宇田川町。

森恵さんは初めて。今月初旬に初めてメジャーでCDをリリースしたばかりだそうだ。これからもストリートでの活動も大切にしたいと仰る彼女は、ずっとギターを手放さないスタイルと、ぶわっと広く響く歌声が、路上で唄う姿を容易に想像させてくれた。最後に唄われたデビュー曲「キミ」のパフォーマンスは、すでに満席となったクアトロを一気に温めた。叩き上げこそがなせる業だ。

二番手はunistyleのお二人。ドラムス以外はほぼ最近の固定メンバー。ドラムスの音が変わるだけで曲やライヴ全体のイメージがここまで変化するとは、彼らのライヴは、ライブそのもののおもしろさをいつも教えてくれる。そして、”room”っていい曲だなぁ・・・なんて思いながら聴いた後の、まだ耳慣れないアルバム未収録のあの曲が、なんと想像した通り!

最後は宝美(ぼうみ)さん。初めて聴く。上手下手を気にせずに、全身と全霊で唄う姿に若さを見る。そしてなによりバックバンドのメンバーが豪華。キーボードにプロデューサーの宗本さん、ギターが遠山さん、ベースが元クライズラーの竹下さん。ドラムスを除いて全員ハーフトーンで固めたバンドの音はひたすら圧巻。しまいにはヴォーカルそっちのけで聴いてしまった。アンコールの最初のコーラスをアカペラで唄われた宝美さん。なるほど、これが彼女の良さなんだ・・・

こんなふうに、対バンのイベントを地元で続けて楽しめたのも久しぶりだ。こうして音楽や人、地域とつながっていられる空間って、今この瞬間だけかもしれないけれど、ほんと愛おしい。