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JZ Brat 9th Anniversary 飛鳥ストリングス meets ヘラルド・ディ・ヒウスト

LUCID NOTE SHIBUYA

そんなアナタにほだされて。

一昨日の客出しBGM(昨年のJZでのライヴ音源だそうだ)が忘れられず、さらに帰り際の谷口さんのダメ押しのひとこともあって、予定外のJZへ。雨のセルリアン。

バヨリンがみっつと、ヴィオラ、チェロ、バス、ピアノ。オープニングではヘラルドさんがピアノを弾かずに箸をタクトに指揮を執る。砕け過ぎたクラシックな様相でアルゼンチンな音が流れだす。日本では民族音楽に位置付けられてるジャンルなんだろうけれど、金子さんが紹介されていた幾つかのリズムの名称を聞くだけで、アカデミックな一面を感じておもしろかった。音楽って深いね。まだまだ知らないことだらけだ。

ライヴは、一昨日に音源を耳にしたときの印象通り。もちろん今日は生音だから、もう心臓がバクバクだった。ジャズのような即興な場面はなく、といってクラシックのような厳密さもない。ポップスのようないい加減さもなく、むしろ演奏は洗練の粋を超えてた。6人の日本人と1人のアルゼンチン人。全員の呼吸と感性がピタリと合った異国な音楽。最高でした。

出番のない小節では、バヨリンを右の小脇に抱えて余裕で腰で踊る金子さん。こういう姉貴がいたら、人生も楽しいだろうなぁ(笑)