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植村花菜「ふたつのかけら」

LUCID NOTE SHIBUYA

ユニクロのおかげで集まる人種がめっきり変わったプライムへ。

プレジャープレジャーは、元は渋谷ピカデリー。ライヴな音はぜんぜん聴こえてこなかったけれど、それでもやっぱり元映画館。ドルビー・サラウンドは健在!(ウソ)。座席シートもどっぷり、座り心地バツグン。なので途中、眠くなる(ホント)。こういうチープなビジネスをもっともらしく見せる技は、渋谷らしくて好きだな。

今日は、阿部正弘さん、波多野祐生さん、岡部琢磨さんを従えて、ご自身はアコギで挑む植村花菜さんのワンマン・ライヴ。1日2回公演で、1公演ドリンク代込み4,500円は、きっと大阪公演とのバランスを考えた結果だろうけれど、あまりに強気なお値段は、えげつなくていただけない。ファンの皆さんはきっと「通し」だろうし、もう少しなんとかならなかったのかな。「トイレの神様」がスマッシュ・ヒット中なだけに、ちょっと残念。

お約束になかったダブル・アンコールで客席は総立ち。後方の立ち見でもしっかりステージが見えたのは、さすが元映画館。植村さんはメジャーでデビューして5年が経つのだそうだけれど、ここはどこまで持つかな。お手並み拝見。