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Groove Pockets Jazz Live!

LUCID NOTE SHIBUYA

晴れた夜の三番町界隈は、この時期とても良い香りがした。

Groove Pockets(グルーヴ・ポケッツ)のライヴ、三番町まで。

GPは永田ジョージさんと程嶋日奈子さんのインスト・ユニット。普段はジャズをメインにされてる、らしい。グルーヴ、ジャズ、と聞くと昨今流行りのクラブ・ジャズを連想してしまうけれど、今日の彼らのジャズは正統派でした。

永田さんは柔和で小気味よくピアノを弾かれ、とてもお洒落な音を出される。程嶋さんはちょっとだけ前に倒し気味にしたウッドベースで、安定したリズムを刻まれてた。落ち着いた軽やかさが彼らのグルーブの特徴のようで、ライヴ中のお二人が終始笑顔だったのが、とてもうれしい。

今日はゲストに、CAYOさんと平岡雄一郎さんが。CAYOさんは低めの乾いたお声でボサノヴァを唄われる。日本語よりもポルトガル語の歌詞のほうが、その声には合ってるようだった。平岡さんはいつもどおり。ボサノヴァにはアコギが似合うけれど。それでも今日はなんだか弾きやすそうに演奏されてるように見えた。

それにしても三番町のお客さんは、全員がセレブに見えた。大人の階段を踏み外した渋谷の小僧にとっては、完璧なアウェイ。フロアの照明をあとほんの少し明るくしてくれると、カジュアルに過ごせるんだけれど。演奏中は禁煙にしてください。