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Slow Music Slow LIVE ’08 “King Harvest” in 池上本門寺(2日目)

LUCID NOTE SHIBUYA

夏フェスと言えば、やっぱり野外。でもどれも東京から遠く離れた場所ばかり。そんな東京人のための夏フェスがこれ。もちろん、チケットをゲットしたのもこちらが先。

お目当ては・・・ミナクマリさんでも、ジェイク・シマブクロさんでも、羊毛とおはなさんでも、元ちとせさんでも、BAHOさんでもなく、そう、多和田えみさん。以前書いた記事、あまり良い書き方をしてなかったみたいで、いろいろとご意見をたまわりましたが(意外に今でもヒット数が多い)今回は・・・イイよ(笑)

今日はこれを含めてダブル(厳密にはトリプル)でブックしてたので、ホットスタッフさんから出演の順番が発表されるのを待ちに待ち、多和田さんの出番が2番目だということが判明した時点で行くことを決意。よかったぁ、2番目で・・・。ミナクマリさんのアンニュイな演奏の後、霧のような雨が降ったりやんだりの中で始まった多和田さんのアクト。

今日は前回のようなブラスも含めた大所帯なバンド編成と違って、キーボードとカホン、アコギ、エレベのアコースティックな編成。間違いなく、こっちのほうが今の彼女の声にはピッタリだと思う。とりわけ、3曲目の”ゆらゆら”と6曲目の”CAN’T REACH”のアレンジは最高。多和田さんも、会場を取り囲む周辺の木立から聞こえる切ない夏蝉の音もバックにして、気持ちよさそうに歌われてた。今日の多和田さんは、聴き違えるほどに声がよく通る。最後の”Desperado”(Eaglesのカヴァー)もよかった。どうしてその若さでそんな歌い方ができるのだろう。多少力み過ぎなところもあるけど、うまい。ほんと、震えた。今年たくさんの場所で多くのライヴをこなされてるそうですが、喉だけは大切にしてほしいと願う。後にも先にもその声は世界にひとつだけだし。

そんなこんなで池上の林の中、レインポンチョをかむって小一時間、ジェイクさんのアクトが始まる前に早々と退散。その後向かった先が前記事、というわけです。

こんな日は、いろいろあって楽しそうに見えるけど、でも実はどれも半端に感じてたりするもので、ひとつに絞れない優柔不断な自分も垣間見れたり、それでもある意味贅沢してる優越感もあったりして、なおかつこのまま夏も終わってくことに拒否反応もありつつ、なんとも言えないもやもやなストレスを感じるわけでして・・・

ホントにこれで、この夏も終わってしまうんでしょうか・・・ということで、明日以降に続く。