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青木カレン「SHINING」ツアー2008

LUCID NOTE SHIBUYA

ドラムスの鶴谷智生さん、なぜだか今週2度目(笑)

キーボーディストのクリヤ・マコトさんを目当てに青木カレンさんのライヴへ行く。クエストは3Fが会場。エレベータを降りて左手、目の前がエントランス。今日はそこを左右に分割して、右側を関係者とご招待客の受付レーン、左側が一般客のもぎりレーン。どう見積もっても右側へ進む方々が多く・・・左1・右4くらい。ン――――こんなもんなのか?

鶴谷さんとクリヤさんらの掛け合いは期待通りで、今日はそこにホーンの島裕介さんも加わって、なんだかすごいメンバーによる演奏でした。ヴォーカルの青木さんも、声色を七色以上に使い分けるなかなかの技巧派な方で、お顔立ちも含めて表現豊かな方でした。

ジャズのヴォーカルって、日本の演歌と似てて、同じ歌を何度も何度も歌うことで、だんだんと自分の歌になっていくみたいで、1曲通してファルセットで歌われた”My favorite things”なんかはバンド・アレンジもさることながら、青木さんの色がにじみ出ていてちょっと心跳ねた。

ただ、全般的にはヴォーカルの印象がなんとなく薄かったように思われ・・・。それはきっと、バックの演奏がそれを超越していたからなのかもしれず、最小限の構成でもう少し小さなホールやライヴハウスで聴いてたら実はもっとポジティブな印象を持てたかもしれない、そんな原宿クエストホールでした。