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矢野真紀 コンサートツアー 2008「窓をあけて・・・」~バンド編~

女子シンガーが裸足でステージに上がるのって、もしかして流行ってる?

ホントは前回のDUOに行きたかったのですが、やんごとなき事情に見舞われ・・・ということで今回が初めての矢野真紀さんです。

メッセージ色の強いシンガーって、一歩間違うとトンデモナイところへもってかれそうで、最初はとっつきにくいのですが(人見知りなもんで)、矢野さんもそんな感じだろうな・・・と思いきやっ!

オープニングの反則行為にガツンとやられてそのままズルズルと矢野ワールドへ引きずり込まれました。

圧巻です。すごいです。行ったことないやつぁ、一回は行っとけぇ!

「それぞれのマインドで楽しんで!」っていうコメントに好印象。最初から最後までず―――――――――――――――っと、鳥肌立てながら聴いてる自分がいました。知ってる曲は最初の反則曲だけでしたけど(謎)

座席が前から数列目のほぼド真ん中で、歌う矢野さんの表情がよく拝見できたっていう好条件もありましたが、たいそうなメッセージ・ソングを歌うでもなく、説教臭いMCがあるでもなく、こんなステレオタイプなオッサンにも、やさしいメロディーとはげしいサウンドで存分に楽しませてくれました。

隣にいた女子2名は「パパ」でハンカチを目に当てつつ、オーラス間際のオール・スタンディングでは互いにガンガン手拍子してました。振り幅の広い歌い手さんにしかできない芸当です、こんなの。

「浮気を疑う人は浮気してる」っていうMCの直後の曲が今回のお気に入りです。あの広大な場所で疾走する感じのスネアは結構ツボでした。全編、ヴォーカルを引き立てた音作りにも感心。サポメンも最高です。

こういうライヴに行くと、ほんとにライヴっていいなあって思えるよ。京橋から銀座線で渋谷に戻り、ふと見る道玄坂の桜がやたらキレイに見えました。今とってもイイ気分です。