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「河辺のフォークテールス」-優河2DAYS 企画ライブ at キチム 優河ワンマンライブ

LUCID NOTE SHIBUYA

はぁ~れるぅ~やぁ~。

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おおはた君や昨日の美由紀さんにも強くお勧めされていた優河さん、その企画ライブ2デイズの1日目。吉祥寺本町2丁目。

優河さんは、渋谷でも何度か演奏してれてるんだけど、ことごとく調整不調で行けずじまい。今回こそ必ず行く!行ってやる!ということで、良番間違いなしの前売り店頭チケットを渋谷から吉祥寺までわざわざ出向いてゲットするという(しかも2デイズ分)、自分でも不思議なくらいの熱の入りよう。きっとこれも優河パワーだ!などと根拠のない期待を膨らませつつ、雷雨と豪雨のなか吉祥寺キチムへ。無事に良席確保でひとりウキウキ。あれに見えるは妹さん?、受付けのあのコはもしや清水さん?

とはいえ、ライブには予習など全くしないで行く性。どんな歌声でどんな歌を歌うのか、ほぼ無知という初聴ならではの緊張の中、一曲目から期待を大きく超えるスキャットが。そしてこの安定の佇まい。うわー好みドンピシャ。みんなが勧めてくれた理由がよくわかったよ。すごいなオイ。隣人さんも実に楽しそう、でもなんだか様子が・・・。

さすがに良席付近はコアなファンが多いのか、慣れもあっておしゃべりが過ぎる。一般的にマナーが悪いのは若い人って言われがちだけど、長くリスナーを続けてきた経験から言わせると、その大多数は年長者。とりわけ初老のカップル。飲み会や宴会のノリで、野次なのか独り言なのかわからないコメントをちょいちょいMCに挟んでくる。厄介じゃ。

で、始まって早々の数曲目「ましろのカメリア」で心配していたことが。その隣人さん、歌い出しちゃった・・・。低音つぶやきヴォイス。たぶん聴こえてるのは隣席だけ(自分)。聴こえるか聴こえないかくらいのボリュームのユニゾン。しかも歌詞全部覚えてるし。もしかしてオリジナル曲はこの調子で全部歌っちゃう?。一緒に歌いたいの気持ちはわからんでもないが、せめて口パクにしてくれ。・・・まいったな・・・。アンタのウタ声聴きに来たわけじゃないんだけど。徐々に怒りがヒートアップ。

そんなこんながしばらく続き、第一部の最後にジェフ・バックリィのバージョンで「ハレルヤ」を優河さんが。名曲だけど、オリジナルじゃないし英詞だし、まさか隣人さん、これは歌わんだろ?、な~んて小さな期待をぶった切る超低音モスキートハミング。そして唯一歌えるサビのフレーズ「は~れるぅ~やぁ~」。

「・・・」。

というわけで、第一部終了後に迷わず退場。無理。ライヴに集中できない。やっと雨止む。

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あの低音つぶやきヴォイス、今後も優河さんの歌声を聴くと漏れなく耳が思い出しそうなくらいのトラウマ。なので、明日も含めて優河さんのワンマンには二度と行かない。