LUCID NOTE LUCID NOTE | Music show reports and Play stage reports

Soul Flower

LUCID NOTE SHIBUYA

世代、交代。

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越野アンナさんのライブへ。2度目。宇田川町。

常に集客に悩み、曲づくりやライブの構成に苦労し、たとえ苦手でもライブ後には笑顔で物販に立ち、スケジュール調整もメンバー集めもすべて自前でこなす。越野さんは、そんな巷の若手ミュージシャンとは全く真逆なポジションにいることが一目瞭然の今日のフロア。9割8分はご親族とご関係者の方々で、我ら一般リスナーは小さくなって過ごすしかないという、ある意味借りてきた猫状態。ホントはここにいちゃいけないんじゃないかと錯覚さえするくらいの場違い感。ママ、頼むからそんな近くに座らんでくれw

ただまあ、そういう無駄な緊張は、いざステージが開けるとどこへやら。今日のステージは前回よりも数段上の安定感。どこまでご本人がソングライトされたものなのかは不明だが、つぶぞろいの楽曲を今日も4ピースで。これはアガるわ。イスがあるのがもどかしいくらい。アネックスのPAの良さもあいまって、ヴォーカルもすっと耳に入ってきた。同じ曲でも前回はごりごりのロック、今日は軽快なポップスに聴こえるという不思議。バックバンドもいい仕事してたなぁ。タイから直帰のSugiryoさんのハコに合わせたドラムは今日も冴えてた。お見事なステージ。

ライブのためにしなきゃいけないことが100あったとすると、そのうち本人がこなすのはおそらく10もないんだろうなあ。そういう恵まれた環境であればあるほど、割り当てられたその10の役割をきちんとこなさないといけないわけで、100のすべてをひとりでこなすよりも、それはそれで違ったつらさがあるんだろうなとも思うのだが・・・何が言いたいかっていうと、ギターはもっと練習しよう、場所くらいは覚えよう。以上(笑)

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ライブにはさ、そのサポートメンバーを目当てに足を運ぶ客もいるんだってことも知ってほしい。だからさ、メンバー紹介はちゃんとすべきだ、と思う今日この頃。