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矢野まき 15-year anniversary LIVE “ARIGATO!”

LUCID NOTE SHIBUYA

ナナカイで復活の狼煙。

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今年最も楽しませてくれた方々のライヴが続く一週間。昨日の第一段に続き、今日は第二段。矢野まきさん。円山町。

矢野さんのライヴシーンへの本格復帰は、今年最も嬉しかったニュースのひとつ。あのとき、どんな不遇があったのかは知る由もないのだが、思えばこの5年間、毎日のようにネットで「矢野まき」を検索する日々。11年の有太さんのイベント、昨年と今年の諸々のイベントを経て、本日ようやくワンマン開催。待ってました。

最初の2曲で客席から大きく長い拍手が沸き起こった瞬間、矢野さんの目がうるっと・・・おいおい、もう泣いちゃうのか。休業前と変わらない、一曲一曲熱く魂を込めて歌うその姿勢には、こちらも心打たれる。あのうた声は、いつ何度聴いても鳥肌が立つね。

今日はお祭り、と云うだけにメニューもゲストも盛りだくさん。中盤の思いがけない結花さんの登場と「夜空ノムコウ」のデュエットにニンマリ。有太さんのピアノは素敵系だけど、結花さんのピアノは極上系だ。

その後はオーラスまで、徐々に音圧が上がっていって、後方の立ち見の方々には悪いけど、途中立ちたかった。いやほんとに。最終セットは復活シングル「生きること」。リリックを前説するときのあの本気度とその後の歌唱には、何もかもが揺さぶられた。すごい人だ。

そしてアンコール。ダメ押しの大橋卓弥さん登場! ながーーーーーーーーーーーぃ世間話のあとに、有太さんのピアノで「言葉にできない」そして「夜曲」。今日のこのライヴ、なんかカタチにしてくれんかなぁ。

矢野さんは、全国からファンが集まる貴重なミュージシャンのひとり。自主レーベルでのレコーディングは大変だろうけど、来年はじっくりゆっくりと熟成されたアルバムのリリース、期待したいな。

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書いた、書いた。ちょっといつもより長めな文章はそれだけライヴが良かったってこと。そして、今年最も楽しませてくれた方々のライヴが続く一週間の第三段は・・・。