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リクライニング・ジャズ 第8回 ピアノの日 - 山中千尋(夜公演)

LUCID NOTE SHIBUYA

あなたは座りますか、それとも眠りますか。

山中さんがホールでソロ。なかなかレアな企画。富ヶ谷一丁目。

作業をチョイと中断してぶらっと立ち寄って聴くには、60分の演奏時間はジャストな尺だったし、リクライニングの座席はそれなりに心地よかった。でも、あの演奏で眠ってしまえるほどの、太い神経は持ち合わせていなのだ。演奏前に板の上でアレンジを仕上げたというガーシュウィンは、なんと15分間の長演。少しだけの丸味と凄味をたたえてきたスタイルと演奏は、クラシカルなホール特有の深く静かな緊張感を増幅してた。こんなんでリラックスして眠ってられるかよ(笑)

海外を足場して活動されているミュージシャンの方々の多くは、日本での公演がそれこそ神出鬼没で、タイミングを外すとなかなか聴きたくても聴けないことも多い。そういう意味でも今日はラッキーな一日。耳よりな情報は、随時お待ちしております。